肩こり

肩こり

頭痛がひどくてたまりません。一体何がこんなに頭を痛めるのかっと思いましても、別段心あたりもございませんで、じゃあ何なのか、と痛み止めを飲みながら考えていたら至ってシンプルな理由であることに気が付きました。

肩こりです。

肩こり。なんだか日本に独特な症状のようですね。病というには大げさで、しかしたしかにひどくなると眠れないわ頭痛がひどくて何も手につかないわという困りもの。欧米では同じような症状を首や肩の病気とするそうですが、日本人から考えるとパソコンのやりすぎで肩の病気、というのはなんだか気恥ずかしい気もします。「肩こり」という言葉をつくったのは夏目漱石だといいますが、文豪も肩がこるんでしょうか。原稿用紙にさらさら名作をつづりながら顔をしかめて肩をまわす千円札のおじ様を想像すると、なんだかとても頷けてしまいます。あの人、肩、凝ってそうな顔してますよ。

さて、私は普段肩こりがひどいとまずは湿布と簡単なマッサージをします。よく雑貨屋さんだとかロフトだの東急ハンズだので売っているプラスチック製のあれです。案外効くんですよね。ただ、素人の悲しさで加減がわかりませんから強くやりすぎて却って痛めていることがないともかぎりません。次の手段がマッサージです。今度はお店に行きます。最近はどこにも気軽にそういうお店がありますから入りやすいですね。短時間ならそうお金もかかりませんし。ただ、たまに下手な人にあたってしまうともみかえしがきつくて翌日悶絶することになります。

何をどうしてもうまく行かず、おそらく根本的に何とかするには同じ姿勢を長時間続ける生活を変えることなんでしょうが、しかし仕事ですからそうもいかない。最近私が見つけて実践しているのはストレッチです。椅子に座って行うもので、全然難しくないのですけれど確かに肩が軽くなります。基本的には首と背中をそらしたり丸めたりするだけなので非常に簡単です。やり方を軽くご説明したいところですが、素人ですのでやめておきましょう。まちがって僧帽筋を痛めたら厄介ですからね。

肩こり。日本人としては付き合っていくしかない症状かもしれませんが、なるべく楽にしたいものですね。

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密室の王

ジョン・ディクスン・カーという作家をご存知でしょうか。ご存知でしょうね、当然、というのはあれですかね、ちょっと失礼でしょうか。有名なミステリー作家なんですが、海外ミステリーは読まないとおっしゃる方も多いでしょうから、当然知ってますよねなんて態度はよくないかもしれません。ですので、簡単にご説明いたしますと、1906年生まれのアメリカの推理小説作家です。「密室の王者」と呼ばれるくらい密室物に強いお人で、カーター・ディクスンという名義でも色々書いてます。二つの名前で書いた分だけ余計にもうけた、とか言われたりもしているみたいですが、いいじゃないですか。

有名なのは多作なだけに色々あるんですが、「三つの棺」とか「皇帝のかぎ煙草入れ」、それに「火刑法廷」なんかでしょうか。探偵も色々持っています。もっとも知名度の方は、ホームズ、ポワロレベルではないようですけれども。

私が初めてジョン・ディクスン・カーを読んだのは「火刑法廷」で、ミステリ好きな人にすすめられて読んだのですが、しかし面白かったですねぇ。泥臭いとか動機が弱いとか、カーの作品に対して言う人がいるそうですが、実は私もそう思ってしまいました。動機とか、あと謎解きの後にこいつが犯人とわかっても今一つ腹落ちしない感じはあります。でもぐいぐい読ませて途中で読むのがやめられないというのが何よりも魅力じゃないですか。一度つまらなさすぎて読み終わるのに二週間かかった推理小説がありましたが、二週間も放っておけたのなら大したことはない、というのが私の理論です。基本的に本は一日か二日で読むものだと思っておりますから。

「三つの棺」には有名な「密室講義」が含まれています。これはエッセイとして収録されたりなんかもする有名な密室についての文章でかなりきちんと密室について論じられたものだそうで、そういうものを作品中に入れてしまうところもさすが密室の王者ではありませんか。

そういえば外国の作家で誰かが「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」という本を書いてましたね。カー作品を読んだ男が不可能犯罪を企てる、というもので私は読んだことはないんですが、でも確かに影響を受けて密室殺人をやってみようと思う者…はいちゃ困りますけど密室殺人を書いてみようと思う人ならいるかもしれません。節電の夏、読書の選択肢に密室に王者も加えてみてはいかがでしょうか。